8月3日(金)
【会 場】 清瀬市生涯学習センター アミューホール(清瀬駅北口アミュービル)
【時 間】 昼の部/14:00〜
夜の部/18:30〜
全国各地で自主上映会が行なわれているドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方〜」を、清瀬でも上映しました。この映画はいま新聞、テレビなどで取り上げられ、静かなブームになっています。
この映画が注目されるているのは、日本が憲法9条で戦争放棄を決めたその同じ年、1948年に軍隊を廃止し、軍事費を教育、医療、社会保障などに充て、国民の幸福度を最大化する道を目ざしたコスタリカについて、なぜそれが実現できたのかを「知りたい」という関心と、憲法で「戦争放棄」を掲げながら軍備を増強し続け、いままた憲法そのものを改正しようとしている安倍政治に対する不満、安倍首相が100%共にあるという日米同盟に対する不安があるからだと思います。
今回は映画と合わせ、2016年2月の映画「ザ・おもいやりPart.1」上映会でも講演いただいた「横田基地の撤去を求める西多摩の会」事務局長の寉田(つるた)一忠さんに、日米同盟の一つの具体的な姿である横田基地の最近の状況、特に既に配備されているオスプレイの問題についてお話を伺いました。
この日、予想に反して、昼の部の上映15分前には用意したイスが足りなくなり、スタッフは大慌て。受付のイスまで会場に運び入れましたがそれでも足りず、夜の部に改めて来ていただくようお願いした方、あきらめてお帰りになった方々には、本当に申し訳ありませんでした。(新)
★「コスタリカの奇跡」上映情報
所沢で9月9日上映会 https://www.facebook.com/s8tsunagukai/photos/gm.2064160923615166/671928333142047/?type=3&theater
上映サポートの会 “プラ・ヴィダ” https://m.facebook.com/costaricanokiseki.saport.puravida/
映画「コスタリカの奇跡」は、“奇跡ではない”という意見があります。確かにこの映画を見ると、実に紆余曲折、様々な障害に打ち勝って現在に至っていることが分かります。だから原題は「A BOLD PEACE」。Boldの意味は「大胆な,勇敢な,果敢な」。そして「ずぶとい,不遜な,厚かましい,出しゃばりの」などいろいろあり、多分そのどれもがあてはまると思えるほどの「努力」がこめられているのだと思います。
その努力をした人々に取っては、それは「奇跡」ではなく、困難に立ち向かった行動の「軌跡」だったのです。(何度も奇跡を軌跡と間違えて書いた言い訳です)
数々の難題に果敢に立ち向かって勝ち取った平和、それが「A BOLD PEACE」。それを「奇跡」なんて簡単に言って欲しくない!という思いは分かります。わが日本の平和は、無謀な戦争の末の自業自得の敗戦の結果として、与えられた平和です。日本公開版のサブタイトルが「積極的平和国家のつくり方」となっているのは、アメリカ追随の日本の首相の軽薄な主張「積極的平和主義」とどこがどう違うかよく考えよう!というメッセージだと思います。この映画の中に描かれた事実と多くの人々の証言を、そういう視点で改めて見直す作業をしたいと思います。私たちの本物の平和主義を確立し、日本を本物の平和国家にするために。