今回、2017年10月に実施された衆院選の、東京20区の結果は次のとおりでした。
●2017年 衆院選 東京20区 小選挙区の投票結果
得票数 (得票率)
107,686 ( 49.9%) 木原 誠二 (きはら せいじ) 自民
57,741 ( 26.7%) 宮本 徹 (みやもと とおる) 共産
50,439 ( 23.4%) 鹿野 晃 (かの あきら) 希望
参考までに、過去の結果は以下のとおりでした。
● 2014 衆院選 読売新聞のサイト
● 2012 衆院選 読売新聞のサイト
● 2009 衆院選 読売新聞のサイト
●投票率はどうだったのでしょうか?
2012年の衆院選では59.32%、2014年の衆院選では実に52.66%という戦後最低の投票率でした。
今回、2017年の衆院選では53.68%で、前回をわずかに上回ったものの、戦後2番目に低いものでした。
●投票の詳細は?
東京20区の各市のホームページにて詳細を確認してみました。
比例代表の結果は上記の各サイトを見て戴くとして、ここでは小選挙区のエッセンスだけを抜き出してみます。
当日有権者数 投票者数 投票率 前回投票率
清瀬市 62,303 34,580 55.50% 56.37%
東久留米市 97,717 52,430 53.65% 55.11%
東大和市 71,145 38,282 53.81% 54.56%
東村山市 126,019 69,189 54.90% 55.49%
武蔵村山市 58,381 28,448 48.73% 49.01%
※ 余談:武蔵村山市の投票率は一定して低いようですね。どのような要因があるのか、気になります。
●さて、本記事冒頭の小選挙区の投票結果を有権者数全体で表現してみると・・・
【東京20区の当日有権者数:415,565】
得票数 (有権者数全体から見た得票率)
107,686 ( 25.9%) 木原 誠二 (きはら せいじ) 自民
57,741 ( 13.9%) 宮本 徹 (みやもと とおる) 共産
50,439 ( 12.1%) 鹿野 晃 (かの あきら) 希望
※ 余談:この数字を見る限り、小選挙区制の問題というよりも、もっと根本的な、選挙制そのものの問題であるように思えてなりません。
もし宜しければ、前回、2014年の衆院選に対する分析記事も、お読みいただければ幸いです。
(おさらい)過去の衆院選結果について考える