2016.12.3 第一回小集会「お茶べりしまショ!」報告


2016年12月3日 13:30~15:30 第一回小集会「お茶べりしまショ!」を中里地域市民センターにて行いました。
参加者は20名程度でした。
話は盛り上がったのですが、当初の目的である、全然違う層にリーチするという目的は達成できなかったという反省が残りました。そこは、第二回目以降の課題だと思っています。

(以下は、PC画面をプロジェクターで表示させつつ、ネットで調べた内容をみなさんと共有しながら、みなさんの発言をその場で入力していったものです)

●事前準備
 ポストイット状のメモ用紙を皆さんに配布し、ちょうどいま、話題にしたいことを書いてもらいました。

・安倍総理のこと、公明党のこと、年金のこと
・子どものいじめについて
・トランプは何故当選できたのか?
・自民や公明の(あの高い)支持率って本当?(信じられない)
・その他・・・・

●みなさんのお茶べり内容

・消費税の先送り・・・何でも「新しい判断」で済まされる。
・高い内閣支持率、なぜ? 支持される理由を分析しないと。
・トランプはなぜ支持されたか。声を代弁しないと票に反映されない。

・自由貿易主義.VS.保護主義
 ヒラリー?   トランプ?

・自由貿易主義で儲かるのは1%の富裕層のみ
・ウォール街や多国籍企業に代表される、金融資本主義(強欲資本主義)

・選挙でなぜ自民党が勝てたのか?
 改憲勢力が2/3に? 大企業の投票行為
 ゼロ金利。自社株。株価に敏感な支持層。
 虚像の日経平均。金融の規制緩和。経済そのものが崩れてきている。

・安倍さんと財界が賃上げを要求しているのに対し、(一部の)労働組合が原発に賛成という現実。
・賃上げ要求は労働組合こそ挙げるべき。
・連合も内部で割れている。電気労連の中にも反原発のひとは居る。
・組合を外から変えるのは難しい。
・日欧の労働組合の違い。
・労働組合と政党の関係。
・労働組合が弱体化した理由。非正規の労働者の拡大。正規と非正規の対立。労働組合として繋がってゆかなければ。
・非正規労働者の処遇改善が必要。

・低賃金、貧困層ほど投票に行かない傾向。
・投票で世の中を変えようと思えない。
・東北の石巻、仮設に住む人は投票に行かない? 行けない?

・カジノ法案、公明党にさえ賛成する人も。
・石巻、最初に復興し繁盛したのがパチンコ屋。
・ギャンブル依存症。

・非正規雇用を作った時点で、決定的に貧困層を生む流れができてしまった。
・日本は働く人ではなく、企業を支援するという傾向。
 (×)企業を守る  (〇)個々の人を守る
・連合=悪と決めつけず、企業内組合として日本独自のやり方もあるのでは?
・非正規の生まれた場所。企業の株式価値を高める目的。

・トリクルダウンなんて無かった。医療や福祉や教育が削られ、軍事費だけが上がる。
・トランプのほうが安倍さんよりマシ。
・安倍さんの目的、やりたいことが正直分からない。。。美しい日本を取り戻すと言いながら米国従属状態。

・戦争法廃止で集まった、そこからどう広がってゆく? いろいろ話し合うことこそ大切。
・大川小学校の悲劇。避難訓練などやらなかった。
 南三陸町の戸倉小学校は対照的に適切な避難を行えた。日頃の職員との沢山の話し合いが役立った。

(発言を受けて以下のURLの記事を参照)
http://hesokurisuki.blog101.fc2.com/blog-entry-263.html

・若い人が政治や選挙に期待しないわけ。教育の内容が昔と今とで違う。
・若い人に関心を持ってもらうには? 学校の前でのビラまき。
・家族の中での日常的な会話の有り無し。

・原水禁原水協の署名をお願いした十数年前のはなし。署名したって意味ない、と。
 そのひとの持っている要求と、どう結びつけるか。
・ビラ配り、チラシ配布、戸別訪問。徒労感あるが、話のきっかけにはなる。

・いまどきの若い人のタブー。天皇批判NG。政党批判NG。創価学会批判NG。
 政治を敬遠する理由。言っても押しつけと取られる。
・学校でも家でも「良い子にしなさい」
・学校で討論していれば・・・
・教育実習で、マニュアル通りにやってくれと言われて教員にならなかったひと。
・文科省の学習指導要領という縛り。みずから抑制してしまう。事勿れ主義。
 「中立性を保て」→「触れてはいけない」となってしまう。

・9.11のときのこと。そのことを学校で全く話題にしない。
 なぜ? 教師に聞いてみたところ「結論が出ないこと、難しいことは学校で扱いません」と。
 議論することが大切なのに。
・自分で考えるということが身につかない。
・先生の中には意欲のある人も居るが・・・
・教育の民主化。どうすれば? 日本全体の問題でもある。
・福島から避難していじめられた子のこと。(担任さえも「菌」と呼び加担したという酷い話)
・親が変わることで子どもも変わる。
・日本で、政治と宗教はタブーだと思われ続けている。関わらないほうが無難だと。
・自分の意見を出しても良いんだという「場」があれば。
 雰囲気を作ることが大切。それは、この「お茶べりしまショ」の目的でもある。

・60年安保70年安保は市民参加型ではなかった。2015年安保はそこが違う。

・首都圏ブラックバイトユニオンのこと

・駅前行動について。スピーチは短く。長いと聞かない。
・通路を塞いでビラを配るのは圧迫感を与える。相手の顔をみて判断。
・配ったビラを破く人が居る。創価学会の人?中国共産党の真似をするな?という人が居る。
・押しつけと思われないでビラを配るには?
・ビラを配る自由、受け取る自由、受け取らない自由。
 家に持ち帰ったビラがその家人に作用するかも?

・(大きなイシューの話が続くけれど)自分の生活を考えることで精いっぱい。
 身内に知的障害者。就労支援ということで月3千円という低い工賃。
 最低賃金が適用されない。とはいえ、医療費は普通の人と同様、3割負担。
 「わかば会」では、都議会に請願をする予定。紹介議員を募っているところ。

(参考URL)
http://xn--cct6kx26gcnah82g.jp/koutin.html

・政治と自分の生活が繋がらない。政権側にとっては寧ろ市民が政治に関心を持たないほうがありがたい。

・石巻。復興支援を流用する者たち。地元の名士。市議会でも話題になったが、特に追及なし。
 市民が関心を持っていない(持てる余裕がない)ので、やりたい放題。

・ネット上で検索すると、ネトウヨ的な言説が一番先に出てくる。
 産経新聞は、ネットニュースが良い収益になるのでに力を入れており、その影響もある。
・子どもは自衛隊をかっこいいと思う。仕方ない。艦コレの影響? 自衛隊の募集のポスターも萌え系のキャラ画像。
・孫にはうまく言えない面ある。。。

以上です。

「2016.12.3 第一回小集会「お茶べりしまショ!」報告」への2件のフィードバック

  1. 清瀬・現市長とは思えない「神頼み、後鳥羽上皇頼み」発言がありました。

    私の住む清瀬市が発行している「市報きよせ」が2,3日前に届いてびっくりしたり呆れたりしています。月2回発行の市報には、毎回「3本の木とともに」という市長のコラムが掲載されています。まずは皆さんにそのままの文章を読んでもらいたいと思います。

    ■3本の木とともに(2016.12.15、市報きよせ)
     来年は酉年、ご縁をいただいている「トリ」は白鷺です。今から26年前のことです。幼稚園での子ども達のあるトラブルが、父親同士の大きな対立を生み出してしまい、園長室で父親達との話し合いの場を設けました。
     午後6時でしたが「どうしたらいいのか」と異常な緊張状態のなか、私は当時大好きだった池上本門寺のお坊さん、中島教之さんの墨詩集の「前向きに生きる人には天と大地が味方する」を見つめて心を落ち着かせていました。
     そこに午後4時ごろ突然、親友の蕎麦屋甚五郎の喜久さんから電話が入りました。「渋谷さん、今時間取れるかな?」「ええ、30分くらいなら」。そして、喜久さんが大きな風呂敷包みを下げて幼稚園に来ました。
     「渋谷さんに前々から陶芸家の飯能焼きをプレゼントしたいと思っていて、1か月くらい前に届いていたけど、今持っていこうと思って持ってきたよ。渋谷さんは子ども達の夢や希望を育てる仕事をしている。だから、心にしみこむ夢を訴えていってほしいし、渋谷さん自身にも人の心にしみこむ成長、飛躍をしていってもらいたい。だから、鷹や鷲の飛び方ではなく、白鷺が舞うが如く飛躍をしてもらいたいと思い、焼いてもらった」と、白鷺を描いた大きな壷を取り出しました。
     天と大地が味方してくれ、対立は回避できました。以来、白鷺の壷は卒園式の壇上から子ども達を見守っています。
     もうひとつのご縁は、極めて畏れ多いことですが、「後鳥羽上皇」です。実は7年前にある人に頼まれて、後鳥羽上皇の扇をご神体とする島根県吉田町の吉田八幡宮の神主一族が創立した板橋にある「稚竹幼稚園」を後継者がいないため引き継いだのです。以来毎年、吉田八幡宮に参拝しています。
     そして上皇の御霊は大阪の「水無瀬神宮」に祭られていますので、お参りしてきます。今年、柳瀬川氾濫が迫り、初めて避難勧告を発令しました。水無瀬ですから柳瀬川が氾濫しないよう畏れ多いですが後鳥羽上皇にお願いしてきます。
     さて、渡り鳥はV字飛行によって単独よりも長距離を飛べます。まさに「手をつなぎ 心をつむぐ みどりの清瀬」です。酉年、皆で飛躍を目指しましよう。
                         清瀬市長 渋谷金太郎

    いかがですか。
    まず、「親友の蕎麦屋甚五郎の喜久さん」に注目してください。蕎麦屋甚五郎というのは、清瀬市に隣接する所沢にある地元ではけっこう有名な蕎麦屋さんで、私も母親などを連れて行ったことのあるところです。ここで問題にしたいのは、市報のコラムに特定のお店の人の話を書くというのはある意味、宣伝の要素が含まれるのではないか、という疑念が生じることです。
    さらなる問題は、「柳瀬川が氾濫しないよう畏れ多いですが後鳥羽上皇にお願いしてきます。」という箇所です。市長が個人的信条として、神道を信仰しても天皇制を肯定してもかまいませんが、この文脈からすると、水害が起こらないように神頼み、後鳥羽上皇頼みするということのように読めるのではないでしょうか。あなたは卑弥呼か、と言いたくもなるのです。

  2. 清瀬住民です。わたしも市長のこの記事に違和感を持ちました。
    何がどう変なのか言葉で言えなかったのですがこういうことだったのですね。市民の広報誌をなんだと思ってらっしゃるのでしょうか?

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