おはようございます。事務局のHです。
先日、清瀬けやきホールにて、「なくそう原発 清瀬の会」さん主催のイベントがあり、他の事務局メンバーも何名か行かれたようですが、私は参加できなかったので、「シェーナウの想い」だけ、ユーチューブで観させてもらいました。これはその感想です。
2008年製作のドイツ映画で、日本語字幕が付いています。ドイツの小さなシェーナウという市の住民グループが、チェルノブイリの原発事故をきっかけに、自分たちで脱原発を実践しようと、電力供給会社を立ち上げるまでの軌跡が描かれています。
なんとも夢のような話ですが、実話です。どうしてシェーナウではこんなことが出来たのか。以下は私の勝手な成功要因の分析です。
・他の街よりも、より危機感を持った住民が何名か居た
これは、たまたま、かもしれません。シェーナウでは起き、他の同じような市では起きなかった。
・小さな街だった
シェーナウは人口2500人ほどの小さな街で、住人のほとんどはお互いが顔見知りだったようです。
・スモールスタートで始めた
最初は、食べ物の安全性など現状をみんなに知ってもらおうということで「情報スタンド」というのを始めますが、他の住民からはいぶかしげに見られたそうです。そのあと、チェルノブイリの子供たちへの支援や、「反対するだけでなく、前向きなこともしていこう」ということで「節電をしよう」キャンペーンを始めるなど、実際の行動を続けてゆきます。
その他、ドイツ人は根が真面目だから、とか、他の要因もあるかもしれません。
もし、この映画をご覧になった方が居られましたら、是非、この記事のコメント欄へ、ご感想をお聞かせください。
きよせ市民の会では、3月18日に「太陽の蓋」の自主上映会を行います。「シェーナウの想い」とは全くアプローチが異なりますが、これからの電力、エネルギー政策、未来を考えるうえで、どちらの映画も必見だと思っています。