2016.12.19 『太陽の蓋』&ロンドン報告会

2016年12月19日、セシオン杉並で催された「映画『太陽の蓋』上映とロンドン報告会」に参加してきました。
残念ながら参加者は少なかったのですが、そのぶん、濃密な時間を過ごせたように思います。
最初に言っちゃうと『太陽の蓋』は、5年前の3.11のときの様々な想いを蘇らせるために、是非みなさまに観て戴きたい映画でした。

●内容

・ロンドン報告会

映画の上映は18時からでしたが、そのまえに1時間ほど、バジルさんとノブさんによるロンドン報告会がありました。(バジルさんはかつて小金井の市議会議員をされていて本名は若竹りょう子さん)
お二人とも現在イギリスで反原発デモなどの運動をされている方です。
イギリスで、JANUK(Japanese Against Nuclear UK) という、日本人の個人を中心に反原発・脱原発の声をあげようと集まった団体があり、2012年から活動されている由。詳しくは、JANUK(ジャンユーケーと読むそうです)のサイト http://januk.org/ をご覧ください。
イギリスには、CNDという、もう50年以上も前から活動している団体があり、そこのシンボルマーク(ああ、よく見かけるあのマークね、というやつです)は手旗信号からデザインされたものです、という印象的なプチ情報も交えながら、イギリスでの反原発運動の現状を説明してくれました。
CND (Campaign for Nuclear Disarmament:核軍縮キャンペーン) のサイト http://www.cnduk.org/
ロンドンには、周りに大使館が並んでいるような一等地にTEPCOのオフィスがあり、その前で毎週、反原発のデモを行っているとのことです。

左から、バジルさん、ノブさん、木村結さん

・映画上映

そして、18時から『太陽の蓋』上映。130分という長い映画でしたが、途中、会場から嗚咽が漏れ聞こえる、そんなシーンもいくつかありました。
20時過ぎに映画は終わり、そのすぐ後に、シンガーの「ちゅーた」さんが「ふるさと」を歌う、ことになっていたのですが、残念ながら中断されました。(詳細は「感想」のほうに書きます)

・トークセッション

そのあと、ちょっとしたクリスマスプレゼント抽選会があって、私は「MAKE TEA, NOT WAR」缶バッジを戴きました。
このとき、なんとあの菅直人さんご本人がサンタ風の赤い帽子をかぶってプレゼントを渡して廻ってくれたのでした。
さて、バジルさんとノブさん、司会進行の木村結さん、そこにゲストとして菅直人さんと橘民義さんが加わり、トークセッションへ。
『太陽の蓋』製作者の橘民義さんによると、この映画の制作の意図は、できるだけ正しいことを遺そうと思った、と。
正しい、というのはおそらく単なる事実の羅列ではなく、陳腐な言葉になってしまいますが物事の「真実」あるいは「実相」ということなのだろうと思います。
バジルさんは、「ただちに影響はない」といった枝野さんに対し今でも怒っているようでした。あの言葉には「ただしそのうち影響が出るかもしれない」という言外の意味が込められていたって言われても、そんな百人一首のようなものは理解できない(理解したくもない)というような感じでした。リスクがあるということをちゃんと伝えてほしかった、と。
あと、映画の中で三田村邦彦さんが演じていた、菅直人さん。フクイチで次々と水蒸気爆発が起き、放射線量が高くなり命の危険性も高まるなか、作業員を撤退させるという話を聞いて、ギリギリまで頑張ってもらうしかない、撤退はあり得ない、と言ったときの経緯について詳しく語られました。

ロンドンでみんなで描いた寄せ書き

●感想

・ロンドン報告会

接続ケーブルが合わなくてプロジェクターが使えないというアクシデントがありながらも、イギリスを含めた欧州の反原発の動きを、クイズやプチ情報を交えながら分かり易く話してくれたことに感謝。特に、最初は推進派だったメルケルを脱原発派に変えたのが3.11だというのに、当の日本が原発推進に戻りつつあるという、なんともやりきれない現状認識が重く感じられました。
もう50年以上も運動を続けているCNDも、メンバーの減少や高齢化に悩んでいるとのこと。日本の反核運動や、憲法9条を守る会の人々にも全く同じことが言えます。

・映画上映

映画を観ていて、とても不思議な気持ちになりました。ハッキリ言って、見様によってはB級映画です(橘さん、スミマセン!)。
なぜか。あまりに映画的な外観をしているため、物語として見えてしまい、結果としてステレオタイプに映るのです。
でも、これは実際にあった話であり、実際に起こり得た黙示録なのです。その途轍もないズレに気づいたとき、観る者を不安定な宙吊り状態にしてしまう。
これは、他の映画では味わうことのできない、そして消化しきれないシコリを埋め込む映画でした。他の映画なら、観終わったあとに戻る日常があります。でも、ここでは、戻るべき日常が既に失われてしまっている…

映画を観終わって、すぐ後のことです。ちゅーたさんが「ふるさと」を歌い始め、その途端、年配の女性が「それはやめてください」と声を上げました。福島から避難してきた人が知り合いに居て、その人は「ふるさと」は辛すぎて聴けないと言っていたそうです。そして、その人のことを想うと聴く気になれない、と。
ちゅーたさんは「私も2年くらいこの歌を歌うことはできなかった。言葉では伝えられないことも歌なら伝えられる、だから歌わせてほしい」と。進行の木村さんも「聴くのが苦痛な方は一次的に席を外し会場の外で出ていてください」と言ったが、さすがに映画を見た直後では気持ちの整理がつかない、という男性も出てきて、収拾がつかなくなり、結局、歌は取りやめとなりました。
その年配の女性は、違和感がある、とも言っていました。たしかに、これは「感動ポルノ」のように映ったかもしれない。しかし、それは似て非なるもの。まだ、うまく説明できませんが、むしろ正反対のものだったと思う。
それはまた、自主避難した人々(映画の中でもそのような夫婦が出てくる、また、バジルさんもその一人だった)と、たとえば福島に残った人々との亀裂の構造そのままのように、私には思われました。

俵万智さんから寄せられた短歌メッセージ入りタオル、それをバナーに仕立てたもの

・トークセッション

菅さんご本人から当時の話を直接聞けたのは、やはり圧倒的に印象に残りました。

参加者からの質問タイムもあり、私もひとつ質問したのですが、もっとうまく言えればよかったなと反省してます。
私は、原発推進の側面として、経済性だけではなく、核兵器をいつでも保有できるための国策として明確に定められているのではないか、と聞きたかったのですが、ニュアンスを上手く伝えられなくて、ど真ん中の回答をもらい損ねてしまいました。
質問タイムでは、時間があまりなくて残念でした。

いろんなことをグルグルと考えさせられた一夜でしたが、キリがないのでこのへんで止めておきます。

菅直人さんとシンガーの「ちゅーた」さん

2016.12.18「選挙でかえよう20区市民の会(仮称)」第一回連絡会の報告

2016年12月18日、衆議院20区内の各団体との交流会を、清瀬市生涯学習センターにて行いました。
参加者は計37名でした。

冒頭、小野塚さん(きよせ市民の会)からの挨拶で、呼びかけ団体である「きよせ市民の会」の紹介と、この交流会の主旨についての説明がありました。

●本交流会の目的

・戦争法廃止きよせ市民の会としての考え(一致する政策協定づくりの叩き台として)

(1)安保法制の廃止、立憲主義の回復
(2)アベノミクスによる国民生活破壊を阻止し、格差と貧困を是正する
(3)TPPや沖縄問題など国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない
(4)安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する

この4つのほかに、

(5)反原発や高齢者医療なども視野に入れて考えたい
(6)衆議院20区での市民の要求を明確にしたうえで、それを取り入れる

など、この交流会にて話し合いながら決めてゆきたい。

つづいて、各市からの参加者の自己紹介および意見を伺いました。

●各ご意見の概要

・各団体の設立の主旨は、たとえば「戦争反対」や「立憲主義の回復」等であり、必ずしも選挙を目的とはしていない。
・(ある団体では)事務局は置かず、必要な時に声をかける、という緩い繋がりで運営している。
・この場で、団体の総意として決めることはできない、あくまでも有志としてやらざるを得ないだろう。
・この交流会の目的は20区で活動するグループの交流集会。選挙で結果を出さなきゃ問題は解決しない。
・下手に焦って、ひとを置いてきぼりにしないことが肝要。
・「改憲勢力3分の2」ラインを崩さないといけない。大きな視点で、我々がどういう役割を果たすべきか。
・(既存の各団体は)市民の切実な願いをもとに運動している。それを選挙だ、として切り替える必要ないのでは?
・いそいでやったらまずい、脱落者は出さないようにしたい。
・とりあえず話を聞いてきて来てくれというスタンスで今日は参加した。気長に焦らずに、と思う。
・通産省が進めようとしている、送電やベース電力という形の東電救済方針に対抗できる候補者を望む。
・小選挙区。候補はひとりしか出せない。勝つためには候補を統一し、勝って、そして政権を変えるしかない。
 そのあたりを、どこにどうぶつければいいのかと思う。
・TeNネットワークの協定書の第10項には「反原発」も入っている。
 各市で要求を出し合いながら纏め、それをもとに候補者に迫ってゆく必要がある。
・数は力。主体的に運動してゆくことが求められている。
・地域の要求、市民の要求を鮮明にしてゆくこと。
・オスプレイの問題は是非、取り上げてもらいたい。
・社会保障が酷すぎる、公団住宅の年金生活者は大変な暮らしを強いられている。暮らせる政治をつくろう。
・横のつながりが肝腎だと思う。具体的には名簿。最終的に大きな頭数にならなければ政党は動かない。
 候補者が何を考えているか。杉並では円卓会議が何度か行われている。共通公約策定など、すこしづつ進んでいる。

●候補者について & 政策(公約)について

・野党共闘の候補一本化という方向性は一致している。20区としての共通公約。
・各市で公約案を持ち寄り、それをすり合わせる、みんなで気持ちよく行いたい。
・積極的に、というのではないが(立候補したい人が居れば)市民の中から出す選択肢もある。
・都知事選では候補者の選抜過程で大いに不満が出て、ギクシャクした。結果として大敗した。
・意見交換をする場を。統一候補が決まってからでは遅すぎる。
 御贔屓のひと(可能性のある候補)が居るなら今のうちから名前を広めたほうが良い。
・候補者に市民の声を反映させる。候補者は政党に拘らず個人でも良い。
・市民の側で何ができるか。何名の人間がどういう選挙の手伝いができるかを整理しておく。
 「こっちはこれだけの要求とこれだけの体制を持っているんだ」と言って、ぐずぐずしている野党の尻を叩く。
・候補者を呼んで話を聞こう。候補者と馴染みになる、身近に感じることが大切。
・統一するしかないんだという圧力を候補者に感じてもらう。
・各党へ声を掛け、秘書でもいいので連絡会に来てください、そして我々の声を持ち帰ってほしい、と。
・各市、団体、個人で政策案など大枠で考えてきてもらい、それを持ち寄り、次回の交流会で擦り合わせしたい。

●活動を拡げる工夫

・集会をしても、毎回、同じ方が集まり、新規に開拓ができない、という悩み。
・選挙に行かない人に対する取り組みを考えたい。

●今後の集まりについて

・交流会そのものは、きよせ市民の会としては継続してやってゆきたい。
・場所は清瀬に固定ではなく、会場は持ちまわりで開催するかたちで。
・情報共有や交換を円滑に行うためにメーリングリストを用意する。

●会の名称について & 会のスタンスについて

・「選挙でかえよう20区市民の会(仮称)」とする。
・参加の形は、団体そのままでも良いし、そのなかの有志でも良い。
 (要は市民の、自由で主体的な参加の形が重要だと考える。)

●次回の交流会 2017年 1月29日(日) 14-16時

 とりあえず、次回の開催場所は清瀬で。(会場は決まり次第連絡します)
 次回の開催場所は、清瀬けやきホール内のセミナーハウスとなります。(清瀬駅北口から徒歩5分程度です)

以上です。

2016.12.3 第一回小集会「お茶べりしまショ!」報告

2016年12月3日 13:30~15:30 第一回小集会「お茶べりしまショ!」を中里地域市民センターにて行いました。
参加者は20名程度でした。
話は盛り上がったのですが、当初の目的である、全然違う層にリーチするという目的は達成できなかったという反省が残りました。そこは、第二回目以降の課題だと思っています。

(以下は、PC画面をプロジェクターで表示させつつ、ネットで調べた内容をみなさんと共有しながら、みなさんの発言をその場で入力していったものです)

●事前準備
 ポストイット状のメモ用紙を皆さんに配布し、ちょうどいま、話題にしたいことを書いてもらいました。

・安倍総理のこと、公明党のこと、年金のこと
・子どものいじめについて
・トランプは何故当選できたのか?
・自民や公明の(あの高い)支持率って本当?(信じられない)
・その他・・・・

●みなさんのお茶べり内容

・消費税の先送り・・・何でも「新しい判断」で済まされる。
・高い内閣支持率、なぜ? 支持される理由を分析しないと。
・トランプはなぜ支持されたか。声を代弁しないと票に反映されない。

・自由貿易主義.VS.保護主義
 ヒラリー?   トランプ?

・自由貿易主義で儲かるのは1%の富裕層のみ
・ウォール街や多国籍企業に代表される、金融資本主義(強欲資本主義)

・選挙でなぜ自民党が勝てたのか?
 改憲勢力が2/3に? 大企業の投票行為
 ゼロ金利。自社株。株価に敏感な支持層。
 虚像の日経平均。金融の規制緩和。経済そのものが崩れてきている。

・安倍さんと財界が賃上げを要求しているのに対し、(一部の)労働組合が原発に賛成という現実。
・賃上げ要求は労働組合こそ挙げるべき。
・連合も内部で割れている。電気労連の中にも反原発のひとは居る。
・組合を外から変えるのは難しい。
・日欧の労働組合の違い。
・労働組合と政党の関係。
・労働組合が弱体化した理由。非正規の労働者の拡大。正規と非正規の対立。労働組合として繋がってゆかなければ。
・非正規労働者の処遇改善が必要。

・低賃金、貧困層ほど投票に行かない傾向。
・投票で世の中を変えようと思えない。
・東北の石巻、仮設に住む人は投票に行かない? 行けない?

・カジノ法案、公明党にさえ賛成する人も。
・石巻、最初に復興し繁盛したのがパチンコ屋。
・ギャンブル依存症。

・非正規雇用を作った時点で、決定的に貧困層を生む流れができてしまった。
・日本は働く人ではなく、企業を支援するという傾向。
 (×)企業を守る  (〇)個々の人を守る
・連合=悪と決めつけず、企業内組合として日本独自のやり方もあるのでは?
・非正規の生まれた場所。企業の株式価値を高める目的。

・トリクルダウンなんて無かった。医療や福祉や教育が削られ、軍事費だけが上がる。
・トランプのほうが安倍さんよりマシ。
・安倍さんの目的、やりたいことが正直分からない。。。美しい日本を取り戻すと言いながら米国従属状態。

・戦争法廃止で集まった、そこからどう広がってゆく? いろいろ話し合うことこそ大切。
・大川小学校の悲劇。避難訓練などやらなかった。
 南三陸町の戸倉小学校は対照的に適切な避難を行えた。日頃の職員との沢山の話し合いが役立った。

(発言を受けて以下のURLの記事を参照)
http://hesokurisuki.blog101.fc2.com/blog-entry-263.html

・若い人が政治や選挙に期待しないわけ。教育の内容が昔と今とで違う。
・若い人に関心を持ってもらうには? 学校の前でのビラまき。
・家族の中での日常的な会話の有り無し。

・原水禁原水協の署名をお願いした十数年前のはなし。署名したって意味ない、と。
 そのひとの持っている要求と、どう結びつけるか。
・ビラ配り、チラシ配布、戸別訪問。徒労感あるが、話のきっかけにはなる。

・いまどきの若い人のタブー。天皇批判NG。政党批判NG。創価学会批判NG。
 政治を敬遠する理由。言っても押しつけと取られる。
・学校でも家でも「良い子にしなさい」
・学校で討論していれば・・・
・教育実習で、マニュアル通りにやってくれと言われて教員にならなかったひと。
・文科省の学習指導要領という縛り。みずから抑制してしまう。事勿れ主義。
 「中立性を保て」→「触れてはいけない」となってしまう。

・9.11のときのこと。そのことを学校で全く話題にしない。
 なぜ? 教師に聞いてみたところ「結論が出ないこと、難しいことは学校で扱いません」と。
 議論することが大切なのに。
・自分で考えるということが身につかない。
・先生の中には意欲のある人も居るが・・・
・教育の民主化。どうすれば? 日本全体の問題でもある。
・福島から避難していじめられた子のこと。(担任さえも「菌」と呼び加担したという酷い話)
・親が変わることで子どもも変わる。
・日本で、政治と宗教はタブーだと思われ続けている。関わらないほうが無難だと。
・自分の意見を出しても良いんだという「場」があれば。
 雰囲気を作ることが大切。それは、この「お茶べりしまショ」の目的でもある。

・60年安保70年安保は市民参加型ではなかった。2015年安保はそこが違う。

・首都圏ブラックバイトユニオンのこと

・駅前行動について。スピーチは短く。長いと聞かない。
・通路を塞いでビラを配るのは圧迫感を与える。相手の顔をみて判断。
・配ったビラを破く人が居る。創価学会の人?中国共産党の真似をするな?という人が居る。
・押しつけと思われないでビラを配るには?
・ビラを配る自由、受け取る自由、受け取らない自由。
 家に持ち帰ったビラがその家人に作用するかも?

・(大きなイシューの話が続くけれど)自分の生活を考えることで精いっぱい。
 身内に知的障害者。就労支援ということで月3千円という低い工賃。
 最低賃金が適用されない。とはいえ、医療費は普通の人と同様、3割負担。
 「わかば会」では、都議会に請願をする予定。紹介議員を募っているところ。

(参考URL)
http://xn--cct6kx26gcnah82g.jp/koutin.html

・政治と自分の生活が繋がらない。政権側にとっては寧ろ市民が政治に関心を持たないほうがありがたい。

・石巻。復興支援を流用する者たち。地元の名士。市議会でも話題になったが、特に追及なし。
 市民が関心を持っていない(持てる余裕がない)ので、やりたい放題。

・ネット上で検索すると、ネトウヨ的な言説が一番先に出てくる。
 産経新聞は、ネットニュースが良い収益になるのでに力を入れており、その影響もある。
・子どもは自衛隊をかっこいいと思う。仕方ない。艦コレの影響? 自衛隊の募集のポスターも萌え系のキャラ画像。
・孫にはうまく言えない面ある。。。

以上です。

清瀬市の非核宣言

ふと、清瀬市の非核宣言を読み直しています。

非核清瀬市宣言

以下、清瀬市のホームページから、その英語版を含め、引用します。

非核清瀬市宣言

世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
我々は、世界で唯一の被爆国民として、被爆の恐ろしさ、被爆者の苦しみを、声を大にして全世界の人々に訴え、再び「広島」・「長崎」のあの惨禍を繰り返させてはならない。
我々は、非核三原則(造らず、持たず、持ち込ませず)が完全に守られることを願い、すべての核保有国に対し、核兵器の廃絶と軍縮を求め、いかなる国の、いかなる核兵器も、わが清瀬市内に配備・貯蔵することはもとより、配備訓練、空中輸送、核部隊の通過も許さない。
我々は、核攻撃の目標となるおそれのある施設の撤去に努め、いかなる理由があろうとも、新たに設けることを認めず、疑わしき施設の実態把握と公表に努めることを宣言する。

昭和57年9月29日
清瀬市議会

THE NON-NUCLEAR DECLARATION OF KIYOSE CITY

Eternal world peace is a desire common to all mankind.
As the only nation who has been atom-bombed, We must testify to the terror of the atomic bomb attack and the suffering of atomic bomb victims to the people all over the world in a loud voice,and we must not allow the terrible disasters in‘Hiroshima’and‘Nagasaki’to be repeated.
We wish for the complete observance of the three non-nuclear principles(not to manufacture,possess,or introduce nuclear weapons), demand the abolition of nuclear weapons and the disarmament of all nuclear powers,and we will never allow the deployment, training or air transport of any nuclear weapons of any country, or passage of any nuclear unit, let alon their deployment and storage in Kiyose City.
We declare that we will endeavor to remove the facilities likely to be a target of nuclear attack.And we will not allow such facilities to be built for any reason. Furthermore,we will investigate and make public the actual condition of the suspicious facilities.

September 29,1982
Kiyose City Council

実に素晴らしいです。オバマの空疎な(と私には思われる)「広島スピーチ」などよりも、誠実で簡潔な宣言であることに感動すら覚えます。

なによりも、きわめて具体的な宣言になっている点が、素晴らしさを際立たせています。日本国憲法がその第12条で、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と、謳っているように、この『非核清瀬市宣言』もまた、市民の不断の努力によって実効性のあるものにし続けなければならないとの思いを新たにします。

(おさらい)過去の衆院選結果について考える

来るべき衆院選に向けて、以下、東京20区に絞って各種リソースを張ってゆきます。

● 2014 衆院選 読売新聞のサイト

● 2012 衆院選 読売新聞のサイト

● 2009 衆院選 読売新聞のサイト

たとえば、直近の2014年の衆院選の、東京20区の結果は以下のとおりでした。

得票数  (得票率)
110,273 (52.1%)  木原 誠二 (きはら せいじ) 自民
51,362  (24.3%)  竹田 光明 (たけだ みつあき)民主
49,902  (23.6%)  池田 真理子(いけだ まりこ) 共産

こうしてみると、東京20区は野党共闘が実現すれば充分に勝てる見込みのある選挙区だと見て取れるのではないでしょうか?
ただし、私が注目したいのは、ここには出て来ない数字、つまり有権者全体で見て、これら候補者の支持率はどうだったか、という点です。失礼ながら、どの候補者であれ、たいした数字にはならないはずです。
つまり「どうせ誰が議員になっても同じだ」「政治なんか関わりあうだけで胡散臭い、汚らわしい」という意識が潜在的に存在しているのではないか。
そこにリーチできないのなら、極端な話、仮に野党共闘で勝てたとしてもあまり意味のない(一過性の、結局は「お上」に頼るメンタリティから抜け出せない)ことだと、個人的には思っています。

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さて、以下は総務省のHPに載っている、過去の衆院選、参院選の投票率の推移です。

2012年の衆院選では59.32%、2014年の衆院選では実に52.66%という戦後最低の投票率でした。

そこで、東京20区の各市のホームページにて詳細を確認してみました。

清瀬市
東久留米市 ←東久留米市がアップしている資料に記載されているのですが、東京20区全体の投票総数220,555に対して無効投票数が9,018もあるなんて、凄いなあ…
東大和市 ←東大和市は投票所ごとの投票数の一覧までアップされていて素晴らしい。
東村山市
武蔵村山市

エッセンスだけを抜き出してみると、こんな感じになります。

       当日有権者数  投票者数  投票率
清瀬市     60,403    34,051   56.37%
東久留米市   94,954    52,330   55.11%
東大和市    69,422    37,875   54.56%
東村山市   123,486    68,525   55.49%
武蔵村山市   56,684    27,783   49.01%

東京20区の投票率としては54.47%となり、全体の52.66%と比べれば高いほうだと言えます。
それにしても、武蔵村山市の投票率は、かなり低いですね・・・。

さて、これらの数字に対して、少し違った切り口で可視化してみましょう。

●「名無しの権兵衛」方式による架空の得票結果
【東京20区の当日有権者数:404,949】
得票数  (得票率)
193,412 (47.76%)  名無 権兵衛(ななし ごんべえ)架空
110,273 (27.23%)  木原 誠二 (きはら せいじ) 自民
51,362  (12.68%)  竹田 光明 (たけだ みつあき)民主
49,902  (12.32%)  池田 真理子(いけだ まりこ) 共産

勿論、組織票も集められるに越したことは無いですが、極端な話、そんなの期待しなくても充分に勝てるような気がしないでしょうか?
むしろ、野田幹事長の民進党や連合の一部がどれほど組織票を持っているか知りませんが、彼らを嫌って余所へ逃げて行った票がどれくらいあるか、想像してみることが必要です。それらはきっと、苦労して辛うじて繋ぎ留められ得た以上の票数に違いないと、私は確信する者です。
一体、私たちは先の東京都知事選や、ついこの前の2016衆院補選の、特に東京10区での残念な結果を、どう反省できたというのでしょうか?

という発言はここでは不穏当なので削除しますが、しかし、野党に期待するのではなく「市民共闘」で勝つ、という選択肢もあることを、ここでは力説しておきたいと思います。

と同時に、47%もの民意が示されていないなか、27%の得票だけで議員が選出されているという現実にこそ、眼を向けるべきでしょう。

2016.11.28「つなぐ会」参加報告

11月28日に開催された「市民と野党をつなぐ会@東京」の第2回会合へ、きよせ市民の会の事務局メンバーが参加してきましたので、その報告をここに共有させて戴きます。

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昨日の「市民と野党をつなぐ会@東京」を 覗いてきました。概要報告です。
参加者数85名で25の衆院東京選挙区数ヶ所欠けていたようです。
会場は、中野区産業振興センター
20区は私以外、清瀬、東久留米、東大和から5名、18日の参加をお願いしておきました。
内容
①ミニ公演 高田健氏「市民運動と野党共闘」
 安倍政権の閉塞状況…南スーダン派兵、原発、TPP、雇用政策などなど
 安倍政権の矛盾の露呈…アベノミクス、日米関係、対中敵視政策、日ロ外交、原発売込など破綻
 だけれど高支持率は何故?…他に適当な人がいない、 他の政治家は頼り無い、 野党に力強さ無い

 2015年安保の反省、教訓として…政党にまかせておいてはダメだ、
 市民が市民として政治に参加する新しい市民運動の文化を確信

 今度の衆院解散は何時か…年末解散1月15日、通常国会冒頭解散2月19日 どちらも大安

 「立憲野党4党と市民」の大切さ…東京、福岡の補選、新潟知事選からも見えてくる
 課題は…全国各地に市民のプラットフォームを作り、市民が政治に参加する
 私たちの「希望」はここにある

②板橋区(第11区)「チェンジ国政!板橋の会」取り組み報告
 板橋区には下村博文(自)という強力な候補に2009年、2012年、2014年と負けている。
 2017年2月選挙を想定してタイムテーブルを作成した
 着目点  味方の陣営の強化だけではダメ、敵陣営の弱体化にも着手すべし
      ”夢=戦略” を示す…党派の利害、国家や民族の違い、敵味方にこだわらず普遍的なところ示す
      敵との闘いの「争点」を掲げる…誰にも共感、心に届くアピールを
      各々グループや個人、同じ目的で夫々の多彩なアプローチをする  
      自公政権の力をそぐ…リベラル陣営、創価学会の離反若手の発言権 
      勝っても負けても総括が大切 
 具体的に 区民の声反映した政策協定で野党と合意形成
      賛同者拡大、幅広く選挙参加の呼びかけ、各種情報発信 
      区内各地でタウンミーティング開催/かわら版で拡散
      市民候補者擁立の公開オーディション(自薦、他薦)の実施
      政党へアンケート/オーディションへ参加要請・政策協定の締結  
      投票率を高める展開
      下村博文の政治評価に基づくアンチキャンペーン
 
③会の目的、活動方針
 「立憲勢力の拡大、東京各地選挙で市民と野党の共同を進める」
 地域ごと、選挙を担う市民組織の横の連絡会
 議会選挙だけでなく各地域の首長選挙も含む
 参加は個人とし、地域の運動を担う人も個人として参加、議員も個人として  
 都内25の区夫々に世話人を設ける

 次回集会は1月15~20日のどこか

以上、雑駁ながら報告でした。

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2016.12.18 各市民の会ミーティングへの誘い

12月18日、きよせ市民の会では、他の市民の会(主に衆議院東京20区内で活動する)との連携を深めるため、以下のミーティングを企画しました。
東久留米市、東村山市、東大和市、武蔵村山市、および、清瀬市内で活動されている市民グループ・団体におかれましては、ご検討の上、是非ともご参加を戴けますと幸いです。
また、出来ましたら、他のグループ・団体へも、本企画についてご展開を戴けると有難く存じます。

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                       戦争法廃止きよせ市民の会

 安保法制(戦争法)廃止と衆院20区(東久留米、東村山、東大和、武蔵村山、清瀬市)の市民と野党共闘についての交流への呼びかけについて

 日頃から戦争法廃止と市民生活の向上のための、ご奮闘に敬意を表します。

 さて、安倍自公政権は、戦争法が立憲主義を否定し、11月15日には、南スーダンPKOに派兵している自衛隊に「駆けつけ警護」「宿営地共同防護」という新任務を閣議決定しました。

 戦争法廃止きよせ市民の会は、昨年、戦争法案が出されてからその危険性を市民に知らせるため結成され、戦争法廃止のため多彩なイベント等を行ってきました。

 同時に、戦争法を廃止するため、「市民と野党の共闘」もこの間追求し、参議院選挙で32地域の1人区、東京都知事選挙などに取り組んできました。戦争法を廃止するためには、衆議院・参議院で否決しなければなりません。

 17日には「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合会」(市民連合)と4野党の意見交換など交流も進んでおり、各地域でも推進をする必要があると考え、衆議院20区での「市民と野党共闘」をどのようにつくりあげていくか、各市で運動をしている団体と意見交換などを進めてまいりたいと思います。

 つきましては、多忙なところ恐れ入りますが、下記の通り行いたいと思いますので、よろしくご参加をお願いします。

                   記

1 日時

  12月18日(日)午後2時から4時まで

2 会場

  清瀬市生涯学習センター(アミュー6階)講座室1

3 協議する内容

  (1)各市の戦争法廃止・市民要求実現などの取組みの交流
  (2)衆院20区での「市民と野党共闘」の取組みの交流
  (3)その他

                 戦争法廃止きよせ市民の会
                 事務局 小野塚 洋行
                 電 話 080-3094-0219
                 メール choro_kisoemアットマークjcom.home.ne.jp
                 (スパム対策として@をアットマークと表記しています)

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11/19 事務局会議の概要報告

11月19日、午後に実施された事務局会議の議事概要を報告します。

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2016/11/19 13:30-16:00 事務局会議 議事録(於:中清戸地域市民センター)

●参加者:10名

●今の情勢をどう考える?

・新潟県知事選での米山さんの勝利
・東京10区、福岡6区の補選の結果
・その他、PKO派遣部隊に対する駆けつけ警護任務付与、トランプ大統領の勝利など

都知事選や衆議院補選からの教訓 → 期待とか、協力するだけでは上手くいかない。
市民が中心となって「野党共闘」を牽引し、仕切るくらいでなければ。

●報告事項

・20区の他団体との連絡状況の報告
・きよせの各団体との確認状況の報告

●近隣(主に東京20区)の他の市民団体・グループとの意見交換や交流、連携の試み

・まずは顔合わせミーティングを
12月18日(日)14:00-16:00 清瀬市生涯学習センター講座室1(清瀬駅前アミュー6階)

・呼びかけ文書について
市民が主体的に候補者を出してゆくor絞り込むことについても検討議題として明記してはどうか?
20区として集まる意味。何のために集まるのかという動機づけのためにも。

・共同(協働)の、何を柱とするか?
先の参議院選挙では東北は反TPPが功奏したとの分析。新潟の県知事選では反原発。
現職の自民党議員に対抗するための具体的な方策や連携。戦争法廃止の一点だけでは弱い?
太い柱を持たなければ。原点を見失うと、かえってギクシャクすることになり、上手くいかない。

・呼びかけ文書の修正案を今日中に流します
確定したら、みなさん、知っている団体に積極的に撒き連携を大きくしましょう。
(決してひとつに纏まるというのではなく、あくまでも市民グループ間での連携を目的とする)

●12/ 3(土)13:30-15:30 中里地域市民センター「お茶べりしまショ!」の実施について

・定員20名
・テーマは?
カラオケのリクエストカードみたいなのを何枚ずつか配って、書いてもらう。
それをもとに、大きなテーマどこに分けて話しあう。
年金、学校教育、保育園・・・・自分たちの身近な生活、暮らしの中のささやかな話題を。

●参加イベント

11/ 6(日) 座間宮ガレイさん勉強会(つなせん北多摩さん主催)
11/19(土) 清瀬駅前スタンディング

(予定)
11/23(水) オスプレイ配備反対大集会・デモ 13:30 福生市・多摩川中央公園
11/26(土) 第3回全国市民意見交換会 10:30-16:00 全日通霞ヶ関ビル8F
12/ 3(土) 「お茶べりしまショ!」 13:30-15:30 中里地域市民センター
12/17(土) 清瀬駅前スタンディング
12/18(日) 他団体との顔合わせミーティング 14:00-16:00 清瀬駅前アミュー6階

●次回の事務局会議

12月3日(土)15:30-17:00 中里地域市民センター(「お茶べりしまショ!」終了後)

以上です。

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2016.11.6 座間宮ガレイさん勉強会参加報告

きよせ市民の会ホームページ担当のHです。
11月6日の午後、つなせん北多摩さんのイベント「座間宮ガレイさん勉強会」に参加してきましたので、簡単にその報告をします。(なお、あくまでも私個人のフィルターを通したメモであり、若干、ニュアンスが違って居たりする部分があるかもしれませんこと、ご容赦ください)

@@@@参議院選の総括@@@@

最初に、参議院選の総括がありました。

「野党共闘候補者の得票数/野党4党の比例票」のグラフの分析。
単純な野党4党の票を集めたと仮定して、それよりも実際に、どのくらいの割合の得票を勝ち取ったか、というグラフで、つまりどの地域がどれだけ頑張ったか、勝因もしくは敗因は何だったか。

山形、愛媛などが特に伸びが良く、これは保守票をキッチリ取りに行ったと考えられるそうです。
ガレイさんの分析では、共産党が推薦を出していたか、単なる支持であったかによって、様相が異なっている。支持に留まったところが勝っているケースが多い。
共産党が前に出ないレベルでの支持が、丸く収まる、「保守の顔を立てる」という感じになった、と。
(共産党が前面に出てくると保守票が逃げる、とも)

野党の4党を足せば勝てる、というところはそれでOKだが、しかし足し算しても勝てない選挙区は保守票を取りに行かねばならない。あるいは、無党派層の取り込みを考えねばならない。

ユニークな取り組みを見せたのは、三重。みんなバラバラでも、向いている方向は同じ、という。市民連合三重の取り組みの素晴らしさ。(詳細はあとでネットで調べてみようと思います)
北海道では、前札幌市長の上田文雄さんの戦術が光っていた。市民からの信頼の篤い上田さんが敢えて嫌われ役を演じた。
今回の参議院選、愛媛以外は僅差で勝ちを得た。
来る衆議院選の小選挙区なら10~15くらいは、市民の頑張り次第で勝てるところもありそう、ということになる。

共産党は議席を伸ばせなかった。次点というところが多かった。
公明党が候補を立てて、共産党を落としにかかったのが要因。
当選ラインが上がっていた。自民と公明の票の受け渡しが巧かった。
ネット上などでは民進党への批判が強かったが、同じくらい、共産党への批判もあった(ただしこちらは表に出にくかった)。
民進党は連合に頼り過ぎと批判するが、議員個人からすれば自分を支えてくれた方を向くのは当たり前。
これまで支えてこなかった市民のほうを、いきなり向くことはない。

@@@@政治への向き合い方の違いを意識する@@@@

いままでの分類は、関心層か、無関心層か、だった。
さらに分類を追加してみる、ガッツリ層と、おっかなびっくり層に。
政治への関心が高く、行動にも参加する「ガッツリ層」。しかし、ガッツリ層は、あとに結びつかない。
週末を政治に費やすから友達も減る。
対して、関心はあるけど、よくわからないし・・・という「おっかなびっくり層」
おっかなびっくり層は、あとに繋がる。コミュニケーションスキルは高く、友達も多い。

おっかなびっくり層の特徴と利点:ひとりでは動かない、友達の誘いなら動く。
いままでリーチできなかった「普通の」人たちを呼びこんでくれる。
政治に時間を使っていない人は、他の趣味とかに時間を使っている、好奇心の強い人。
コミュニケーション力も高い。選挙も、コミュニケーションの積み重ね。

@@@@投票する意味@@@@

選挙、日本ではしっかり教わっていない。アメリカなどでは学校で模擬選挙の授業などをやる。
そこで、面白さと、意義を知る。日本では、それがない。

直感で良いから動いたほうが良い。なんでもいいから投票率を高く。
固定のガッツリ層だけでは、失政を評価したり、批判したりできず、次に、より良い方向への転換に、つながってゆかない。

1、おっかなびっくりでも、わかんなくても選挙へ行ったほうがいいよ
2、フェアであることが大切!!
3、みんなの前では自分の支持政党を言わない

まず、入り口は思いっきり低くする。そして、好奇心をくすぐる。
あれはダメとか、結論を先に行ってしまうと、頭も心も閉じてしまう。

自民党や公明党の良いところも言う。すべてフェアに説明することを心掛ける。
ガレイさんの勉強会には、友達に連れられてうっかり(?)自民党支持の人も迷い込む。
すると、「お前のことを全然誤解してた」という反応になる(で、自民系の情報も入るようになる)。

TPPでさえ素晴らしいところはいろいろある、と言ったうえで、でも私は反対だ、と。
最初から反対の理由を並べても、最初に結論ありきでは、相手は聞かない。

だいたい、こんな感じでした。

正直、考え方やアプローチが私と全く逆だと思いました。ガレイさんは、ご本人曰く、仏の境地ですべてを受け入れフェアに振るまおうとする。選挙に勝つために、選挙を愉しむために。
私は、バサバサ枝葉を切り落としたくてしょうがない性分。旗色を鮮明にして一直線にゴールに辿り着きたい。そうしなければ手遅れになってしまうし、遭難して朽ち果てるだけだと思うから。

でも、真逆だから、かえって清々しく感じ、また、とても参考になりました。いや、ほんとうに。

ガレイさん、有り難うございました。

選挙について考える

最近、選挙について考えることが多くなりました。
民主主義などという大上段の話ではなく、もっと細かくて実際的なことなのですが、隔靴掻痒といいますか、事あるごとに歯痒く感じることが沢山ある。

そんなとき、タイムリーなことに、【つなせん北多摩】さんから、選挙の要望書を作成したとのお知らせを戴きました。

詳細は、こちらhttp://tsunasen.net/news/20161027youbousho/です。

東村山市へは、既に提出済みとのことで、要望書のひな型も提供されていて、「どなたでも自由に流用や共有をしてください。」とのことですので、きよせ市民の会のなかの皆さんとも検討してみたいと思っています。

http://tsunasen.net/wp-content/uploads/2016/10/%E3%80%90%E2%97%8F%E2%97%8F%E5%B8%82%E3%80%91%E9%81%B8%E6%8C%99%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B82016%E2%97%8F%E2%97%8F.doc

http://tsunasen.net/wp-content/uploads/2016/10/%E3%80%90%E2%97%8F%E2%97%8F%E5%B8%82%E3%80%91%E8%AD%B0%E5%93%A1%E5%AE%9B%E3%81%A6%E6%B7%BB%E3%81%88%E7%8A%B6.doc