ひとつの「市民の会」が立ち上がろうとしているさまが垣間見られるという意味で貴重な資料になると思い、こちらで概要報告をさせて戴いた「選挙でかえよう20区市民の会(仮称)」第2回連絡会の文字起こしを、以下に掲載します。
「選挙でかえよう20区市民の会(仮称)」第2回交流会報告(文字起こしを中心とした記録)
2017年1月29日14時~16時 於:清瀬市けやきホール内セミナーハウス
参加者:計42名
●開始の挨拶
世話人:20区の会の市民として、必ずしも市を代表して来て居るわけではないという市も、あるかと思いますが、各市の状況や政策案、意見などを発表して戴ければと思います。本会への参加は個人、団体を問わないものと考えています。進行の上で何か疑義があればその都度、確認して戴きたい。野党共闘が原点であり、お互いの違いを受け入れ、リスペクトし合いつつ、より高みを目指してゆきたいと思います。
司会:次の点について、各市から1~2名ずつ程度で、報告をお願いします。
・政策について
・活動を拡げる工夫(無関心層に関心を持ってもらう方策)
・市民の会の活動を、今後どのように組み立ててゆくか
●各市からの報告
・東久留米
「戦争はイヤ!声をあげよう実行委員会」相談会で準備会をつくる呼びかけを行った。
1/11に「選挙で変えよう東久留米市民の会(仮称)」準備会第一回を開いた。
2/8に準備会第二回を予定している。
東久留米市民の会と、この20区市民の会の関係をどうするか。
市を代表しているわけではなく、ここで何かを決定するというのは難しい。
東久留米では来年1月に市長選挙が予定されている。情勢も市によって異なる。
・東大和
「戦争をする国」を許さない東大和の会では2/18にイベント予定あり。
・東村山
市単位での話し合いは、まだ持っていない。これから、慎重に議論してゆきたい。政策はまだ考えられない。
今日、ここで何かを決めるということであれば、参加できない。あくまでも情報交換会との認識である。
・武蔵村山
(参加者無し)
・清瀬(きよせ市民の会)
お手元の資料を参照ください。四角で囲ったのが立憲4野党の基本政策、それを踏まえ「きよせ市民の会」から提案するのが5市政策(案)です。
別紙として配布した案Bは、接着剤となるばかりではなくむしろ市民が中心となって運動を盛り上げようというもので、グランドデザインから考えをまとめており、ベーシックインカムと理想憲法草案が柱となっています。
きよせ市民の会としての、これまでの活動と、これからの予定です。リレートーク、学生を対象としたチラシの配布、ブラックバイトや学費相談、憲法カフェ、お茶べりしましょ・・・「太陽の蓋」の自主上映会の企画、立候補予定者を呼びシンポジウムを開く、等。
次に、資料の項番2です。この20区の会において、5市合同の事務局・ワーキンググループを立ち上げ、政策などを検討することを提案したい、というものです。また、会の財政をどうするかという問題についても考えなければならないと思います。
●報告を踏まえての意見交換
司会:前回からの流れを受けて清瀬からは以上の提案をさせて戴いたわけですが、さきほど各市からのご報告のなかで問題提起がありましたように、各市の戦争法廃止市民の会など様々な会と、この選挙を中心に据えた5市の会との関係を、組織としてどのように考えるかという問題もありますし、政策はまだ考えられない、とのご意見もあり・・・東久留米は、既存の会とは別に新しい会を立ち上げようとされているとのことですが、その市民の会と、この20区の会とはどのような関係に・・・
東久留米:いや、そういう考えもまだ無いわけです。それらについて議論する場をいま作ろうとしているところ。
司会:東大和は、どうですか。戦争法廃止の会は既にあって、そこで20区の選挙をどうするかという論議には?
東大和:論議になり始めている段階。5市で集まって、というところまでは行っていない。全体までは見通せていない。
司会:東村山は如何でしょうか。
東村山:「戦争いらない!東村山の会」というのはありますが、それはあくまでも戦争法廃止・立憲主義を取り戻す、という点で合意されている会。ただ、新たに会を作るよりは既存の会で担えるのではないか?という疑問符つきで、今日はここに参加しています。呼び掛けて懇談をするけれども、そういう組織に向かってゆくかは未確定。
司会:という現状ですが、前回の会議では選挙になれば政策が大事になるから次回は政策を論議しましょう、となった認識でしたが、現状は20区の会として結集するところまで至っていないということで・・・思いとしては、戦争法廃止というのは選挙に勝たなきゃ実現しないわけで、何らかの道筋をつくろうという点で一致していると私は勝手に思っているのですが、では、その道筋をどうやってつくればよいか・・・ご意見を戴きたく。
東大和:いま仰ったようなことは、自覚の高い人。何しろまだ野党統一も確定していない、そんな段階で、あれもこれも考えられる人というのはそうは居ない。今度の選挙をどうするのか、市民としてどういう考え方で臨むのか、東大和では、2/18のイベントを皮切りに、その議論を始めようとしているところ。そこに来るメンバーの想定は、これまでの「戦争をする国」を許さない東大和の会の運動に重なっている人も居れば、全く関係なかった人も含め、映画を観てそのあと話し合う積もりなんですね。だから、なにが政策なのか、なにが要求なのか、それはこれからだと言わざるを得ない。それを誰かが「こうだろう」ということで勝手に提案したところで、それは市民の力にはならない。
ついでに言いますと、20区市民の会も、「会」って言っちゃうと「会長は誰だ、事務局をどうする?」ってなっちゃうわけで、野党統一が決まって、候補者の方向性がまとまって…そこからだという気がする。それまでは連絡会として存在してゆけば良いと理解している。
選挙になったら、もう、各市で云々なんて言って居られる状態じゃなくなる、そのときは20区のレベルで、みんなでやろうよ、ということでも良いと思う。そのための下地を作る余裕を与えてくれませんか、ということです。
きよせ市民の会:候補者が決まらないと、という話がありましたが、実は候補者が決まってからでは遅すぎるので、その前に市民の力を大きくして、自分たちの意見を纏め、逆に、政党なりに申し入れをしようという趣旨でこれ(提案)をやっているんですね。
司会:ここからは市に関係なく個人的なご意見をどんどん出してください。
東久留米:11/28に中野で市民と野党をつなぐ会がありました。あのなかで、板橋でしたか、ここまで進んでいるのかという報告がありました。ああいう先進の部分の話を聞く会というのを、5市合同でやってはどうか。やはり共通の認識にならないと纏まってゆかないのではないかと思う。
司会:はい。…他にご意見があれば、どんどん出してください。ここの熱気が全体に広がってゆくのですから。
東村山:1年2か月前に「戦争いらない!東村山の会」が結成され、20の団体が参加している。そのなかにはいろんな傾向がある。これを、選挙をにらんだ市民連合のようなものに、どうやって拡大してゆくか。その苦労をしている最中で、12/16に1回目の懇談会を行ったが、既成の範囲の人しか集まらなかった。今度、2/25に廣渡清吾さんに来ていただいて、知名度が高いですからそういう方の力を借りながら、「戦争いらない!東村山の会」を層厚くして、というのが一番現実的かなと判断している。いまそういうことをやっている最中であり、いま一番大事なのは各行政区ごとの受け皿を如何にして作ってゆくか、そこが議論の中心になるんじゃないかと。そういう段階で、政策案を出せというのは無理な話だとの思いが非常に強い。
清瀬:前回から随分、後戻りしちゃったなあという感覚があるわけですが…そうするとこの会はどういうことを目的とする会かというところから決めてゆかないといけないという感じなんでしょうか…。それぞれの地域でそれぞれの活動を拡げるというのは、当然やって戴いて構わないと思うんです。ただそれを情報共有する場所が必要だよねという話と、その集めた市民の力を使って何をするかという話で…。さきほど「統一候補もまだ決まっていない」というお話をされてましたが、それでは全く間に合わなくて、東京10区のときは告示日の前日に政策協定ができ野党統一しようとなったんですが、告示日を過ぎてしまったら候補者の名前も顔も出せない。そんな状態で選挙を闘うなんて全く勝負にならないんですよ。なので、そんなことを言っている場合じゃないとずっと思っていて、動ける人から動くしかない、それしかないんじゃないか、と。
とにかく前回、こんな感じの政策で提案してゆけたらいいよね、という段階まで進んだような気がしていたんですけれども、結局そこまで進んでいなかったということで…そこからですかね…。
司会:各市がそれぞれに模索されているところなので、戻ったという認識は全然私は無いんです。前に進めるために、どうやって広げるか、を各市が工夫されていることですので、それらを交流し合いながらやって行けば…。
東久留米:前回の確認のニュアンスの違いがあるようなんですよね。一番目の「政策」については、個人的にはこういうことを考えていますよ、という政策の交流。二番目の「活動を拡げる工夫」についても、三番目の「市民の会の活動」についても、こういうことを考えているという交流、と。ここで決めることではない、すべては交流だ、という理解をしているわけです。したがって清瀬の案はほぼ出来てるんだけれども、ほとんどの市では出来てない、だからこれはひとつの案として参考にして、それぞれの市がこれから考える。20区の会、これは準備の仮称。正式に発足しないと活動できない。ただし、個人でも団体でも参加して、準備会でも何かやれることはあるか、ということで合意ができれば、参考資料を皆さんに流したり、20区で集まったデータを、ネットか何かで広報すると、ここで合意ができればできるけれど、しかし、公式にこういう政策を掲げました、というのは、まだちょっと時間が掛かるので、総選挙も都議選の後になるでしょう? だから東京10区のようにバタバタしなくても済むんではないかな、と。
もう一点は、候補者選びは、野党共闘だから政党が決めるんです、最終的には。自分たちで決めるという方針で行くとすれ違うので、私は、市民の声を反映した選挙にしろと。早く統一しろ、と。このへんの確認ができてないと討論がすれ違ってゆくかなと思います。
東村山:武蔵村山が来られていないようですが…。東村山と東大和、東久留米では、まだそういう方向に動いていない段階だと。清瀬の方では準備をして具体的に動いている。5市のなかでも状況が違って居る。清瀬は独自にどんどん進めてもらって、20区のなかでの先進例として具体的な経験を積んで、どんどん報告してもらいたい。
東村山の状況は先ほども報告があったように、市内の団体や個人にも呼び掛け、なんとしても野党共闘の方向にもってゆく知恵を出し合っている段階。5市の状況からいくと、統一体ではなくて、連絡会が中心で良いんだなと思う。だけど、いまの自民党の状況を見ると、急がないといけない。戦争法もそうですし、PKO、共謀法。木原自民党、それだけを許しておくわけには行かない。一刻も早く統一体、野党共闘20区全体で動いてゆくという、それをどうやって速めるかが必要だと思う。さきほどの報告からは、運動体としてそこまで進んでいたのかと、ぎょっとして聞いていたんだけれども、自分としてはそういう意見で、皆さんと一緒に交流し如何に進めるかという知恵をそれぞれで出し合ったり、もらったりできればいいなと思います。
東久留米:前回も参加したんですけれども、この20区の会は仮称になっていて非常に嬉しかった。何故かというと、これはあくまでも国政なんです。特に憲法。3分の2を自民公明系が持っているわけです。いま安倍氏の狙っているところを考えないといけない。12月にロシアのプーチンを呼んだ、外交で得点を上げて、巧く言ったら改正する、そこまで迫っていた。失敗すると今度は真珠湾。
解散して勝てば、また任期が延びる。総選挙は当面なくなったという見方は危険。安倍氏の判断でやりますから。
一番大きな問題は原発だと思う。政策をきちんとして国民の皆さんに納得いただくということをしないと、対決姿勢がハッキリしなければ勝てませんから。
熊本。(先の参院選)候補者はたしか市民連合が作っちゃったんですよね? 最初の経験だった。特徴的だったのは憲法13条、個人の権利という問題を新しく加えた。そうやって市民の側から早く動いちゃうのは経験済みなんで、3分の2を握られている今の状況では、警戒してキッチリ固めて進めてゆかないといけない。
東村山:まず、5市の有権者の人達にしっかりとしたアピールをやっていかなければいけないこと。もう一点は、この会に参加する人のネットワーク、連絡網をしっかりしなきゃいけないと思う。次回というペースじゃ遅い、という実感があります。
もう一点。一般の市民の方というか、無党派、昔風に言えば、浮動票。そういう人たちに対するアピールをどうやってゆくか。なおかつ、会の名称もそうなんですけれども、ハッキリと野党共闘統一候補を立ち上げるんだということ。おそらくは民進党、共産党のなかで話し合って出してもらうことになる、そうしたときに、選挙までに2段階ある、ひとつはともかく共闘をさせるんだ、と。次は選挙で勝たせるんだと。そのときに、共闘まで行っても勝てない、北海道5区の場合のように、選挙には負けたけれど運動では勝った、みたいな話じゃ申し上げにくい、頑張った人たちには申し訳ないけれど…そういう形じゃもう遅いだろう、と。
清瀬:各市の足並みが揃っていない事実はハッキリしたと思う。ただ、各市からも発言されたように、切迫した状況にあることを考えないと非常にヤバいことになる。これが登山であれば一番足の遅い人に合わせ安全策を取るわけですけれども、そういった状況ではなく、足並みの早い遅いは有ったとしても来るべき衆議院選挙では結果を出さなければならない。その点では一致していると思う。それなりのみだれは有ったとしても、ここでは、何らかの方向性を決めてやってゆく必要はあるのではないかと。
清瀬:いまの政治の仕組みの中では、政党政治というものが柱にある。しかも衆議院小選挙区というのは215ある。さきほど言われたように3分の2を自民公明が取っている。こういう状況に対して、とにかく候補者が統一してくれれば というのが共通の気持ちじゃないでしょうか。いますぐできることは、この会(仮称)として各政党に対して「市民の声だ」ということで早く統一してほしいと、何らかの方法で届けてもらいたいな、と。
とにかく安倍政権の政策(原発やTPPなど)に対する国民的な怒りは大きいと思う。しかし安倍政権の支持率は6割あるという。対抗するには、野党統一、これしか国民が結集できるものがないと思う。野党が共闘したことの力というのは、参議院選挙では、いろんな評価は有りますけれども、3分の2を取られちゃった、もう負けだ、みたいに思っちゃったらもうお終いで、11の選挙区での成果を衆議院に繋げてゆきたい。
各行政区でバラツキがあるわけですけれども、行政区の大きな枠なので一斉に走れるものでもない。それぞれが交流という面を重視しながら、集まる機会を持って戴いて、ここで決定しないとダメだという思いでなくてもいいんじゃないかなあ、というのが私の想いです。
清瀬:共闘の候補が出て来ないと動けないという話がさきほどから有りますが、20区の場合、いろいろ計算すると1万票近く足りないという話が良く出てきます。やはり、無党派のひと、選挙に行かないひと、この人たちを掘り起こさないとダメだし、最後の段階では政党と協議してゆくこともあるかもしれないけれど、今は、足りない1万票を取りに行くために、いままで手の届かなかったところへ、どうやってアプローチしてゆくかということを具体的に考えたほうがいいんじゃないかと思う。
東大和:さきほど、私が随分のんびりしたことを言ってるようなニュアンスで受け止められたと思うんですけど、そうではなくて、前から焦りはありました。ただし、選挙を狭いものにしてはいけない。自覚した人たちが突き進めば突き進むほど、市民がなかなか参加し難くなるという側面がある。
それと、私は各市で全然バラツキはないと思っています。各市とも戦争法の経験を通して、いろんな会が出来て運動を進めてきて、その中から、この選挙でも統一しなきゃいけないという声が上がってきているわけです。実質的な到達点は同じようなもの。ただ、市によって、どういう人たちに声を掛けてゆくのか、どう固めてゆくのかというニュアンスの違いはあると思います。
現段階では野党4党に対して、東京20区で、早く統一候補を決めろという、要請をこの段階で出してゆく。早く決めてくれないと我々は動けないじゃないかと、言っていいと思います。
東久留米:さきほどのお話で、国民の6割は原発に反対している、だから支持は得られるだろう、と有りました。私は反原発なので、そうなって欲しいんですけど、だけど民進党は全然そうじゃないですよね? 民進党とも上手くやっていかなければならないのに、そういう感じで行ったら民進党が離れてゆくのではないかと危惧します。
清瀬:とにかく今の安倍政治を打倒するということは、ある意味、国民多数の悲願のようなものになっていると思うんです。この20区の、選挙でかえようというのは、国民の持っている主権の行使の問題ですから、大変いい名称だし、こういう立場をきちんと貫いて、市民に大きく我々の主張するところをアピールすれば必ず支持されると思います。
民進党の話、大変難しい政党だというのはご存じのとおりですが、しかし野党4党によって一応、参議院選挙で実績を作った、この力を今度の衆議院選挙で、どうやったら勝てるかと言えば、民進党と一緒になったって勝てるとは言えない数字があるわけですけれど しかし、この人たちと組むより手はないわけですよね。これはもう子どもでもわかる話だと思うんです。
ここで折角集まっているのだから、今日の集会の名でもって、早く野党共闘の結成をしてもらいたい、野党統一候補を出してもらいたい、と。市民がきちっと政党の動きを見てますよと、裏切るようなことをしたら絶対に許しませんという、決意を含めた要請書を、これは事務局を担当する人は大変だと思うんですが作って戴いて、申し入れをする、そのとき、日程が決まったら行ける人は行って、今日の雰囲気や、出てきた意見を伝えて戴き、この政治をなんとかしてくれ、政党は死ぬ思いで頑張れ、と。
もうひとつは、私も長く生きてきましたが、今、起きている市民の動きってゆうのは、日本の新しい民主主義を作り出す胎動だと率直に思います。60年安保の頃は、挫折組というふうに言われているようですが、それとは違って、ほんとうに幅広い市民の人たちが参加をし、単に昔のように一部の政党と労働組合の幹部だけが張り切っているという状況を克服していますから、これを活かすために、選挙に勝つためには、これを大きくする以外ないんですから、情報共有をしながら全体がひとつの団体になるよう会議を重ねて戴くことを期待します。
清瀬:この会で提案したい。ひとつは、緊急の一番大きな課題として、共謀罪、これを許さない、と。今日集まった人たちだけでも、反対だと表明してもらいたい。
もうひとつは、野党共闘を早く、という要請、これを提案したい。
清瀬:私もいろんな清瀬の会に参加していますが、今日は全くの個人の参加ということで発言させて戴きます。
20区で、選挙で如何に自民党を打ち倒すか、というのが一番根底にある問題だと思います。簡単に、統一してと言うがそう簡単に統一できるとは思いません。具体的には、共産党と民進党が候補者を立てると思うが、これに対し、統一候補になってくれというのは、そう簡単な問題じゃない。共闘してほしいという要望は出したとしても、その根底になるのは何かといえば、それぞれの地域で、安倍政治の酷さを市民に浸透させることができるか、市民運動をどれだけ広く展開し、安倍政治を倒そうよという流れを生み出せるか、それがカナメだと思う。そうなれば、政党もその意見を無視することができませんから、政党間の話し合いも進むだろう。
となれば、市民は、市民の中でどれだけ運動を拡げてゆけるか。
無党派層、あるいは、選挙に行ったけれども本当に自分の意志で行ったのか、そのなかには創価学会の人たちも含まれるでしょう、そういう人たちをどうやって組み入れてゆくか。安倍政治に反対する取り組みを、それぞれの地域でどのくらい市民運動として展開し、いわゆる参加しなかった層にまで食い込んでゆけるか、雰囲気を盛り上げてゆけるか、それが一番大事だろうと個人的には思っています。
東村山:私は無党派のような感じですが、ここに来て驚いたんですけれど、ほぼどこかに所属されている方が多くてですね、市民の会というようなところとは少しかけ離れているように感じます。安保法制に反対する市民の会が東村山にあると思うんですが、そういうところで、さきほど東村山の方が話をされたような会があるというお知らせとか、インターネットにも載ってないし、どこに一般の市民が参加していいのか分からない。たまたまこの20区の会だけはインターネットで公開されていたので参加したんですけれども、ちょっとこう拡がりが無くて、さっきからご発言を聞いていると、凄く先鋭化したような意見が出ている感じがしまして、たとえば一般の人が聞くと「一体なんだろうなあ」ってなるんじゃないかなと。
ミナセン20区には私も参加しましたけれども、若い人が中心で、ゆるやかな感じでやっていて(そのように)もうすこし、だれでもが参加できる形にしてもらいたいです。
●野党共闘を進めてくれという各党への申し入れ書について
司会:清瀬が会場ということで、これとこれを発表しなくちゃと必死で組み立てたものですから、各市、抱えている悩みは同じだと思いますので、いまの段階では緩やかに各市の交流をすすめてゆくもの、というので良いですか?
しかしこれだけ42名が集まって、これだけ論議をしたわけですから、野党共闘で頑張ってくださいという各政党への申し入れ文書を、誰が作ってどういう形でやるのか、いま決めないと、また集まるというわけには行きませんので、各市から何名か出て戴いて、責任をもって申し入れ書を作り、申し入れをする、ということにしては、どうかと思うんですけれど…(拍手)
東村山:ここは凄く大切なポイントだと思うんですが、僕は実は去年、とあるイベントへ各政党から出てもらおうとして、なかなかうまくいかなかった経験があります。
今日これだけの人数が集まっている、なおかつ、ひとりひとりの方にはバックというか、それぞれの組織なりグループがあるわけじゃないですか。そのとき、如何に大きく見せるかというのは、絶対に必要なことだと思うんです。なぜかというと、一部の有志が持って来たという話だと政党は相手にしないですよ。特に民進党はそういう傾向が強かったです。
清瀬:いろいろと手を動かしたり決めたりするため、事務局やワーキンググループを作る提案の話にもっていったほうがよいのでは?
司会:事務局を構成する云々については、今日の話からすると、各参加者が各行政区に持ち帰って話し合ってもらわないと、今この場では難しいと思ったので、当面の問題だけに限ったんです。長い目で見れば事務局を構成するということはあるんですけれど、各行政区が必要性を認識しないまま進めて重荷に思われると困るので、当面これはやりたいということで出されました「各政党への申し入れ」に限って…
清瀬:申し入れというけれども、中味はどうするんですか? 申し入れをするからには統一した内容があって申し入れをしなきゃいけない。
司会:だからそのために具体的な政策を議論しましょうという予定だったんですけれども………当面は4野党の政策というものがありますので、それを…
清瀬:一番の難物は言われているように民進党だと思うが、そこを承知させるには一定の市民の数、統一しろという声が大きいかを示さなきゃいけない。
最低でも各市から代表として5名くらいは出てもらって単純に計算すると25名くらいの団体で、そんなに時間は掛かりませんから、半日くらいあればみんな廻れる話ですから。申し入れ書も、私は手伝いますよ。実務だから。文章を書くのは。何人か居ればできることですから。
司会:文章を作るのは…
世話人:はい、私が作ります。いま4野党で同意しているこの4項目に基づいて、候補者を一本化してくれと、そういうことで宜しければ…(賛同の拍手)
清瀬:いつ申し入れるか決まったら流してもらって…
世話人:このあと情報共有の手段の話になると思いますが、メーリングリストで、文案や申し入れの日取りなどの案内を出します。
司会:申し入れました、という市民へのアピールも(今日の会の名で)出したほうがよいと思いますが…
清瀬:いまの話の流れも決して悪くはないと思います。結局、野党共闘をしなければ選挙には勝てない。ただ、政党が候補を決めるのを待っているのではなく、市民側から政党に働きかけて、市民の要求を、より汲んでくれる候補を政党側に決めさせる、ってゆう動きを市民の間で作れないでしょうか? 市民の側から政党に迫っていくには、市民のほうから、ある程度の、こういう要求がありますとか、動きがありますとか、具体例を見せないと説得力が無いと思うんですね。
やりたいこと、具体的な動きとして、どういうことが出来るだろうか、そういうことをここで話し合えないでしょうか。
ただ、野党共闘お願いします、というだけでは、どれほどの効果があるのかなと、思ってしまうんですね。
望むだけではなく、野党共闘を早めるために、私たち市民は何ができるのかを、話し合いたいと私は思うんです。
司会:それは各市でやってもらえばよいと思うんです。各行政区で、やってもらって、この会ではそれを交流し合う。そういう場に成らざるを得ない、今の段階では。今の段階では、ですよ。最大公約数的に言えばこのアクションを起こしてほしいという提案がありましたので、まずはこれでスタートをする、ということです。もちろん、今後も二転三転、紆余曲折があると思いますけれども、まずは、私たちの想いは統一して闘ってほしい、という願いを政党の方たちにお伝えする。各行政区で工夫をしながら、交流をするということだと思うんです。
清瀬:申し入れ書って一回出して終わりってわけじゃないんでしょ? 何回も出して良いかもしれない…
司会:市民アピールも出して、連動させたほうが良いと思いますが、では、各政党に申し入れをしました、頑張りましょう、というアピール文を、誰か我と思わん方は案を作って戴ければ…
東村山:それはね、各市が自分たちでやればいいんですよ。自分たちの使命なんだから。押し付けることは無いんですよ。
司会:じゃあ、各市で市民アピールはやって戴く。で、さきほど東久留米の方が言われた学習会ですね、野党共闘の先進的な先例に学び、みなさんで共通理解をしながら、取り組みを進めるための学習会企画については、今日は時間もありませんので、また今後に話し合いましょう。申し入れ書については…
世話人:申し入れ書の案をメーリングリストで流しますので、そこでご意見を戴いて、修正をするという形にさせてください。
司会:メールを希望される方は、のちほどメールアドレスをお知らせください。
●次回交流会の日時と場所について
司会:今後の日程ですが、会場は持ち回りでやりましょう、となっています…次回は、東久留米、か、東村山で。武蔵村山へは、どこからか連絡が行くようになっていると思います、こちらからも連絡できれば致します。
東久留米:次回…3月25日(土)16時~18時 東久留米市立 生涯学習センター
(その他、メーリングリストおよびメールアドレスの扱いの問題や、統一候補予定者との懇談会企画についての話題もありましたが、ここでは省略します)
●締めの言葉
司会:次回は、政党に申し入れをしますので、申し入れをした結果の報告と、各市の取り組み等、できればメモ程度でも纏めてきて戴けると………いいです、すみません、ごめんなさい、交流会ですからね、あくまでも地域交流ですから………縛りはかけないで、こころは熱く連帯して頑張るということで、宜しくお願いします。